「男性の育休 特集」でした。
番組内容のまとめと私の感想を書いてみたいと思います。
番組の中で紹介されていた数字として、
2021年度 男性の育休取得率は約14%でしたが、
2025年度には50%にする国の目標があるそうです。
私の感想 「 20年以上前に出産した私の時代に比べれば、
男性が育休を取れる世の中になってきてよかったねと思う。
当時は女性が育休取るのも大変という声が多かったものね。
しかも、2025年には50%のパパさんが育休取れるようになったらどんな世の中になるだろう?」
現在の育休制度とは
女性は産休が出生後 8週間、その後 育休が1歳になるまで 、2回に分割して取得しても可
男性は出生から1歳になるまで 、2回に分割しても可
と紹介されていました。
その後番組では、育休を取得した方の具体的な例が出てきて、どのような問題があったか、どのように改善したかという内容が流れました。
1 思い描いた育休と全然違う
中学校教師の男性
下の子の時に育休取得
当初、上の子の世話は自分に任せろという気持ちだったが、何をやってもあまりうまくできず、
上の子の保育園の持ち物がわからないことさえ妻には聞けない。
今まで育児をやってこなかった何も知らない自分を妻に知られてしまいそう、また妻に怒られそうで聞けなかった。
自分は「育児」に向いてない 、「育休」にも向いてない、仕事に復帰したいという3本柱の気持ちになった。
妻の側から見ると、夫に何かお願いしようとすると、夫がマイナスの気持ちになるように見えて、
家の中がずっしり重いという感覚。
試行錯誤して、改善方法として、夫は「朝だけは頑張る」と決めて
朝食の準備、 上の子の保育園の準備、保育園への送りを担当する事でうまく回り始めたとか。
私の感想 「男性でも女性でも最初は育児が下手で当たり前。この家庭の場合、妻は上の子の時の育児で慣れているから夫より上手なだけなのだと思います。
この男性は今まで勉強や仕事をそつなくこなしてきたのだろうなと思います。でも育児は思ったようにうまくはいかなかったのね。
改善後の朝の様子を見ると、とってもうまくなっていた。
世の男性達も、育児なんて向いていないと思わず、とにかくやってみるべしって思うな。」
2 社会から取り残されそう
元大手電機メーカー勤務の男性
1回目の育休で子供を保育園に送った後、出勤する人々を見て社会から取り残されそうと心細くなった。
2回目の育休の時、昇給の時期と重なって、育休が影響するか不安になった。
結局昇給に影響したかははっきり分からなかった。
私の感想「 私の子育て時代の女性が抱いていた不安と同じじゃない?
毎日赤ちゃんとばかり一緒にいたら二度と社会復帰できない感覚になるし、
実際元のポジションに戻るのは難しい時代だったのよねえ。」
3 妻の気持ちを知りたくて SNS に没頭
IT エンジニア の男性
1年間の育休取得
産後クライシス(出産後に夫婦仲が急激に冷え込むこと)になっていた。
妻の気持ちを知りたくて、育児ママ達の SNS を見るようになった。
育児の情報収集できるのがよかったが、夫への不満の声も目にして不安になった。
また、リアルな世界で夫の自分が育休を取れたことが、周りのママさん達に妬まれているのではと心配になった。
私の感想「 SNSは見れば見るほど沼にハマっていくのかも。
育児情報はありがたいけれどね。
他人のママさんの気持ちをどんなにSNSで見ても自分の妻も同じ気持ちとは限らないのに、
ついつい見てしまうって事かしらねえ。
話し合えないからクライシスなのか、クライシスだから話し合えないのか。。。
こじれたら大変 💦」
4 育休取ったら妻の頭の中を推測するように
高校教師の男性
育休を2回取得
育児を漫画に描いている方。
ある夜、疲れている様子の妻に話しかけると、
「私に話しかけるな」と殺気立った調子で言われた。
話もできないほど疲れている時があるのだと察するようになった。
話しかける前に、家の中の状態などをよく見て、今日は妻がどのくらい疲れているか汲み取るようになった。
私の感想「 察するという事は男性は苦手だと思うけれど、この男性はよくやっているなあと思いました。
私も娘が赤ちゃん〜幼児時代は、ワンオペ育児で、娘がめちゃめちゃ話しかけてきて
返事をするのもしんどかったときを思い出しちゃった。
もう話を聞くのも疲れている時があるのよね。
でも、子供に話しかけるなとは言えないし、子供は私以外に話す人もいなかったので
夫がいてくれたらよかったな。」
5 男性の産後うつ
映像編集の仕事の男性
1年1ヶ月間、双子の誕生で育休
この期間中にうつのような状態になった。
妻と2人で育児していた時は良かったが 、妻がパートに出て週に3日のワンオペ 育児が始まった。
命を預かる プレッシャーを感じてうつ病まではいかなかったがうつ状態に。
病院を受診して抗うつ剤を処方され、改善されて、その後仕事復帰。
産後うつは、女性の場合はホルモンバランスの乱れ主な原因、
男性の場合は 社会的要因が大きい 。一家の大黒柱としての重い負担感や経済的な不安が原因になる。
私の感想「 この産後うつも私の子育て時代は女性だけの問題だった。
今は男女共に起こる可能性があるんですね。
子どもが生まれて家族が増えるってすごい環境の変化だものね。」
私の世代だと自分の子育て時代は遠い昔になってしまいました。笑
もう数年したら、娘が子育て世代になろうとしているのだものね。
そして、パートで働いている会社でも育休の話題はたまに出ます。
娘がママになった時、会社で育休の話題になったとき、楽しく前向きに話ができる
ように自分をアップデートしていきたいと思いました。
興味のある方はご覧になってみては。