花が咲きますように

夫と社会人の娘との3人暮らし。ウォーキング、読書、日々の出来事の雑記です。本ブログにはプロモーションが含まれます。

読書の記録 ☆ 「小説 8050」 林真理子



今回はこちらの本を読みました。







かなり待った図書館本。

手に取ったらすごく厚くて、2週間で読めるかな、どうしよう?と思いました。💦

(私の利用する図書館は2週間で返却がルール)

重いテーマであるがテンポよく、気づいたら10日ほどで読めました。

イジメの内容を語るシーンは胸が苦しくなりましたが。。。

少しネタバレします。




あらすじ

引きこもりになっているのは20歳の青年。

引きこもりの原因は中学2年生の時のイジメ。

7年間引きこもったが、青年の姉が結婚することになり、ストーリーは大きく展開していきます。

少し明るい兆しが見えるとまた振り出しに戻るような、それでも少しずつ明るい方へ向かっていきます。

そして最後は家族の絆は取り戻せました。

その代償はとても大きいものでしたが。


感想

実際の8050問題はこの小説のように短時間(それでも年単位の時間は流れます)では解決しない

根深いものだろうなと想像します。

子どもが引きこもった時の親、この小説のように腹を括れるだろうか。私は自信ない。。。

そして、少し心が通じたかと思うと一歩も前に進んでいないかのように元通りになってしまう長期戦。

いつの間にか諦めの気持ちが起こり、問題が先送りされ、親は80代、子どもは50代となるのだろう。

この本はあくまでも小説であるので偶然が偶然を呼び、事がうまく運びました。

家族が引きこもり当人を切り捨てない、いつでも心に寄り添う事が大事だよと言われているように感じました。

重いテーマですが、弁護士のキャラが明るく前向きなのが救いだったかな。






林真理子さん、日本大学の理事長なられましたよね。

とても多忙になってしまったと思いますが、これからも心に刺さる作品を生み出していただきたいな。

「スピードのマリコ」と自分は呼ばれているとエッセイの中で書かれているのを見た事があります。

ノッくると筆が早いのだそう。笑

これからもスピードのマリコで頑張っていただきたい!



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