いつも読ませてもらっているブログで紹介されていたこの2冊のエッセイを読みました。
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著者 桃さんの子供時代から結婚してお子さんが小さい頃の事が中心に書かれています。
この中で印象に残ったのは、まず桃さんとお父さんの関係です。
「父の笑い」、「掌」などに描かれているのですが、桃さんは思春期に入る頃からお父さんの笑い方などの仕草などが鼻につき、あまり接点を持たなくなっていったとのこと。「思春期あるある」ですね。
そして高校卒業の頃に大きな喧嘩をしてさらに関係は悪化、お父さんが亡くなるまで打ち解けることはなかったということです。
でも、最期を迎える頃には桃さんは看病したし、お父さんも口はきけなくとも掌を桃さんの頭にのせるなど愛情が感じられる仕草はあったようです。
桃さんは最期の最期にはお父さんの愛情を確信できたようですが、冷戦時代にきっと後悔はあったでしょう。
そこで気になるのが、うちの夫と娘です。現在仲が悪いです。 笑
今は仕方がないかなと見ていますが、こじれ続けて長引くと厄介だなと思いました。
夫は娘の扱いに手こずり、娘は思春期特有の潔癖さで父親がうざったく。
やはり、娘が1日も早く中身が大人になってもらわないと解決しないのだろうなあ。
桃さんのお父さんは50代の若さで逝ってしまわれたので打ち解ける時間もなかったのでしょう。
そしてもう1つ、こちらは笑えるお話。
「結婚」の章ではあまりに違う桃さんと旦那さんのエピソードに笑えました。
馴れ初めから結婚までが描かれています。
結婚は異文化交流。
価値観は違いすぎない方がいいですが、同質すぎても多分ダメなんだよねと思えるお話。
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上の本の続編エッセイです。
こちらは時代が進み、桃さんのお母さんの介護問題、桃さん、旦那さん、娘さんの暮らしが中心に描かれています。
こちらは年代的に今の私に近く、共感することもしばしばありました。
桃さんのお母さんは、若い頃は冷静沈着な人、50代で夫を亡くしてしばらく経ってからはダンスや旅行に夢中になる情熱的な一面を見せ、最期には桃さんを「オカアサン」と呼ぶまだらボケ状態に。
でも、最期の瞬間にはまた母に戻って旅立っていったというようなお話がありました。
そうなんですね、親についての印象は年代によって大きく異なりますが、最期までやっぱり「お母さん」なのです。
私も今年母を亡くし、その頃のことが思い出されジーンときたのでした。
最後になりましたが、この本に巡り会わせてくれた「ママンの書斎から」のママンさんに 感謝します。