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今回はこちらの本を読みました。
内容をざっくり書いてしまいますと、76歳の一橋桐子が主人公です。
彼女は高校の同級生の女性と2人で暮らしていましたが、その同級生は病死してしまいます。
2人が住んでいた物件はそのまま住み続けるわけにもいかず、引越しをすることになるのです。
しかし、頼れる身内のいない桐子は次の賃貸物件の保証人が見つからず、預金も少ない。
一気に暮らしに困る事になります。
そんな時、テレビで刑務所の様子が放映されているのを見かけます。
受刑者たちは、最低限の衣食住は保証され、老いれば刑務所内で介護も受けられると知ります。
桐子は何か犯罪を犯し、刑務所に入って一生を終えたいと思うようになるのですが。。。
章の題名は万引き、偽札、闇金と続き、最終章は殺人となります。
どんだけ不幸になっていくの？と想像してしまいますが、内容は意外にもほんわかしていて
最後はごく当たり前の方法に落ち着くのです 笑 ← なぜ はじめからこうしないのだ？という
主人公の桐子のような普通の市民の老後生活が、刑務所生活以下になることがない日本の未来であってほしいです。
著者の原田ひ香さんの本はこれまでもいくつか読んでいます。
その時の感想などの記事、ご興味ありましたらご覧下さい！
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