今日の朝日新聞に「生命保険 うちの親はどこに加入?」という見出しの記事がありました。
亡くなったり認知機能が落ちたりした親がどの会社の生命保険に加入していたか分からない。
そんな悩みを解決する業界統一の問い合わせ制度が今日7月1日始まるそうです。
家族の保険契約の有無、契約内容が分からない際、これまでは保険各社へ個別に問い合わせる必要があったのですが、
この新制度を使えば生命保険協会が加盟全42社に一括して契約を確認してくれるのだそうです。
問い合わせ窓口は生命保険協会となるそうです。
費用は照会一回3000円とのこと。
これはありがたい制度ですね。
私の父は現在は生命保険の類は全部解約したと言っていましたが、万一の時は問い合わせが必要かもしれません。
本人が加入したことを忘れているような昔の保険があるかもしれないし、先日金庫の中を別件で見せてもらった時は必要なものとそうでもない物が渾然一体となって入っていました。。。
2年前に母が亡くなった時も相続の事は手続きが大変でした。
でも母の時はまだ良かったのです。
生命保険や銀行口座についても父に聞くことができたし、金庫の中の預金通帳も今よりは整理されていたような気がするのです。
ちなみにお金を扱う銀行には業界横断の一括の問い合わせ制度は現在ないそうです。
個別の銀行ごとにそれぞれ確かめる必要があるのです。
(これについても今日の新聞記事に載っていました)
銀行口座は本人の判断能力が低下するとお金をおろせなくなります。
全国銀行協会は今年2月に一定条件を満たした際には認知症の預金者に代わって家族がお金を引き出せるとの見解を表明したのだそうです。
医療費の支払いなど本人の利益に適合することが明らかな場合に限り依頼に応じることが考えられると限定的に認めるという立場とのことです。
これに関して、全くお金が下ろせなくなるよりはずっといいのですが、本人の利益に適合するという証明が面倒くさそうですね。
預金は基本的には本人の資産で、払い出す場合は本人の意思確認が必要というのはとても大事なことなんですけどね。。。
関連の内容として、母が亡くなった際に銀行口座は凍結されました。
口座の凍結解除について以前書いた記事を貼っておきます。
よろしかったらご覧ください。
2年前のため、現在の手続きとは異なる点があるかもしれませんので、実際行う場合は再度ご確認くださいね。