上巻は7月に読んでますが、下巻を図書館で予約して順番が回ってきてやっと読み終わりました。
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出光興産創業者をモデルにした小説です。
下巻は戦後から主人公 国岡鉄造が亡くなるまでが描かれています。
イギリスのアングロイラニアン社と揉めていたイランの石油を購入するまでの顛末、世界一(当時)の製油所建設が大きな山場として描かれています。
今でも指折りの大企業である出光興産ですから、成功するのだろうなとは思うのですが、一つ問題が解決するとまた別の壁が現れるという感じでハラハラするのです。
特にイランのアバダンヘ石油を買うためにタンカーを送ったあたりは手に汗握る展開でした。
相変わらず外国の石油会社の傘下に入ることはなく、(終盤 ガルフ石油と対等な契約を結ぶが)国の石油統制には反対し続けた店主 国岡氏でした。
豪傑な主人公でしたが、子会社の石油タンカーが火災事故を起こし、死亡者が多数出た時や、晩年会社経営は苦しいことばかりだったともらす場面など読むと、凡人には想像もできない苦労があるのだろうと感じました。
小説の中では国岡商店は、何千人規模の会社になっても、タイムカードなし、出勤簿なし、定年退職なし、馘首なしという会社でしたが、出光興産もその通りなのでしょうか? 興味深いです。
夫と一緒にウォーキングしてきました。
今日は時間が取れなかったのでたったの30分間でありましたが。
昼間は暑い日でしたが、夕方はもうすっかり秋の風が吹いていました。
気持ち良かった〜
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