夏休みに遠くの実家に帰省する方も多いと思います。
同年代の友人の話を聞いていても、親が亡くなったとか、病気だとかいう事がよく出てくるのが40代頃ではないでしょうか。
私が親について特に気がかりだったことは以下の3つ。
・余命が限られた時に延命治療はするのか
・親の資産状況
・希望する葬式の形態
帰省した時には普段よりも長く話せるので それとなく 聞き出す事もできます。
何の脈絡もなく上記の話を切り出したら縁起でもないと不愉快にさせてしまうと思います。
何気ない話からこの話題に入っていく事が大事。
〜私の場合〜
数年前に相続税の計算方法が変わって、それまでよりも少ない資産でも相続税がかかるようになった時期の事です。
父が近所の金融機関の人から相続税の制度が少し変わったから、預金で持っているよりも保険に入った方がいいと声をかけられたそうです。
父がそんなに預金はないから大丈夫と答えると、金融機関の人は、
「◯◯さん(父)はたくさん持っているから気をつけないと。」
と言ってきたのだそうです。
父はその金融機関に全預金をしているわけではありません。
金融機関同士が繋がっていて、自分の預金額はその人に知られているのかと誤解したようです。
その金融機関の人にしたら、お金をたくさん持っていると持ち上げて、相続税で不安にさせて保険に入ってもらいたかったのでしょう。
私が相談に乗るという事で全預金額と預け先を父から聞き出す事ができました。
計算した結果、相続税の対象になるほどの資産もなく、金融機関の人の営業トークだとわかって父も安心していました。
逆に私にとっては想像していたよりは親がお金を持っていたのでちょっと安心しました。
つきなみですが、とにかく 何気ない会話 をたくさんするのが大事だなと感じます。
そこからは、親の価値観や不安に思っている事がよくわかるからです。